海の底

不安、絶望、深い悲しみ

そんなどん底の状態を「海の底」って表現している方のブログを見つけました。

やっぱり海なんですね。

私の中では深~い「海溝」でした。

ただのどん底というより、最後の砦かな。

外の光もさざなみも大波もとどかない、何もない誰もいない真っ暗闇の世界。

とても孤独で絶望に満ちた、誰も手も届かない、でもだから安心できる静穏な世界。

外の世界で、やっぱり満たされることのない自分が静かに舞い戻ってくる世界。

ここのところしばらく、忘れていました。

でも、どんなに元気になってもやっぱり心の奥底には「海の底」があるものです。

 

その方のブログに、海の底は無償の愛につながっていると書かれていて

はっとしました。

海の底のその奥があったことに。

どん底かと思って、その奥があるとは気がつかなかった。

そこには

慈愛の海が広がっていました。

 

なんということなんでしょう。

 

孤独、不安、悲しみ、嫉妬、怒り、恨み、嫌悪、絶望・・・・・

もろもろのたくさんの重たい感情にのまれ

身動きができなくなって、自らの命を絶とうとまで思いつめて

自分をこんなに苦しめていたのは

この、慈愛の海にたどり着くためだったんだ。

そして

その重たい感情もみな

愛だったんだ。

神様は、上方向の軽やかな愛と下方向の重たい愛の両方を作られた。

陰と陽。 全て愛だったんだ。